2026年6月12日(金)~24日(水)・日曜日休廊
「昭和会賞受賞記念 林銘君展 -はこ-」をご案内申し上げます。
林銘君先生は、中国福建省に生まれ、中国中央民族大学を卒業後、多摩美術大学大学院を修了、現在は東京藝術大学大学院博士課程にて研鑽を積まれています。昭和会展での昭和会賞受賞は2024年、60年以上続く会の歴史のなかで、外国籍作家の最高賞受賞は初、また日本画での受賞もめずらしく、大変に注目を集めました。
伝統的な墨絵の技法を用いつつ、独自の現代的な表現を拓いてきた林先生。昭和会展受賞記念、初個展となる本展では「はこ」をテーマにされました。世界や身体、自我をも一つの箱ととらえ、そうした箱の構造を示す屏風を主軸に、カタツムリや鳥、テトラポットを通して、「内」と「外」を行き来する存在や、その間に生まれるあいまいな空間を表現することを試みます。個人と社会、自我と他者、さらには自己の内面的な分裂といった関係にも広がる「内」と「外」を見つめた新作約40点にご期待ください。