2025年9月22日(月)~10月4日(土)・日曜日休廊
遠藤彰子先生が久しぶりに新作個展を開いてくださることになりました。
先生が公募展・昭和会展で林武賞を受賞されたのは1978年、二紀会での発表を中心に活躍されてきました。近年は1000号を超える巨大な作品を次々に美術館で発表され、その壮大な世界観とエネルギーには毎度驚かされるものです。
一方、本展覧会の出品作は100号から小品までであり、超大作とはまた違った遠藤先生の魅力があふれております。昭和会賞受賞時の作品にも登場する、自転車や動物、こどもたち、そして家族。そのやわらかな人々の営みの光景には、先生の優しい目線が注がれ、私どもをそのおだやかなユートピアへといざない、心を温めてくれます。「生と死」「光と闇」といったテーマも大きさもダイナミックかつ幻想的な大作に挑みつづける作家の制作力の根源ともいえる、小品に広がる優しい世界をお楽しみいただけましたら幸いです。