■「輝ける女性像」 見どころの紹介(3)・熊岡美彦
2010年03月06日

(熊岡美彦「秋果をささげる裸女」1930年)
朱色の手提げ盆をささげてポーズをとる一人の女性。
その盆には、見事に実った果実がいっぱいに盛られています。
重心を左足にのせ、女性らしいやわらかなポーズをとってますが、女らしい美しさというよりは、むしろ生命の力強さを感じさせる作品です。豊満な女の体に、強くしまった筋肉の動きがとらえられ、がっしりとした安定感を出しています。盆からあふれ出る葡萄のたわわな房や、みずみずしく色づいた果実は、完熟の甘ずっぱい香りでアトリエを満たし、女もまた、その香りを体から発しているようです。
鑑賞者は、まずその迫力に足をとめざるを得ないでしょう。
力強くひかれた輪郭線は、肌や果実に濃密さを与え、体の曲線に沿い流れるような筆致で描かれた壁は、女を画面の外へ外へと押し出すようにうねり、画面全体から脈打つような生命感と重厚感がこちらに迫って来ます。
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■3月の休館日およびイベント、館内展示のご案内(2010)
2010年03月01日
3月の休館日およびイベント、館内展示のご案内をいたします。
企画展示館では、「輝ける女性像」 同時開催「高橋由一と日本近代洋画」(3月26日まで)を開催中です。
日本館1階では、3月16日より特別展示「花を見つめる心 日本近・現代洋画に見る花のかたち」(5月23日まで)を開催いたします。是非、ご来館ください。
《休館日》
笠間日動美術館 毎週月曜日
春風萬里荘 毎週月曜日
※3月22日(月)は開館。23日(火)は休館です。
※3月27日から4月2日までの期間は企画展示館展示替えのため常設館のみの開館になります。
(一般600円、大・高生400円、中・小生200円、65歳以上500円)
《3月からのイベント》
春風萬里荘 「第10回笠間のお雛様 桃宴」3月3日まで
笠間日動美術館 ○プチコンサート「アンサンブル・音の玉手箱」
3月21日午後2ー3時 企画展示館2F
○「お花からのおくりもの」 日本館特別展示「花を見つめる心」開催を記念して、
会期中ご来場いただいたお客様200名に抽選で お花の種をプレゼント!
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■「輝ける女性像」 見どころの紹介(2)・竹久夢二
2010年02月27日

(竹久夢二「ある黄昏の幻想(宵待草)」)
夕暮れ時でしょうか、色を失った木々や山を背景に、一人の女性がうな垂れて泣いています。葉も枯れ落ちた季節なのに、透き通るような白い右手には花が握られ、寂寞のなかでみずみずしさを際立たせています。叙情あふれる大正ロマンを代表する夢二の女性像は、「夢二式美人画」と称され一世を風靡しました。特徴的なのは、そのフォルムです。力なくさめざめと悲しみにくれる女のしなる体は、たおやかで美しくさえあります。
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■「輝ける女性像」 見どころの紹介(1)・青木繁
2010年02月20日

(青木繁「二人の少女」1909年)
体に不似合いなほど大きな和傘をさし、首をかしげおしゃまに構えた少女。自分も傘をさしてみたいのでしょう、姉の横でねだるように一心にじゃれつく妹が実に愛らしく描かれています。こちらになげられた少女の視線は、無邪気なようでいて大人びた表情を合わせ持ち、少女の中にうつる大人の女性の姿に、見る側はふと緊張を覚えます。
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■臨時休館の御知らせ
2010年02月18日
2月18日 天候不順(降雪)のため、休館いたします。

寒さ厳しき折、皆様にはくれぐれも御自愛ください。
笠間日動美術館 スタッフ一同
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